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日本経営者新聞 No.54

日本・ラテンアメリカ・カリブ婦人協会 チャリティ・ガラ・フェスティバル開催

 2月12日、日本・ラテンアメリカ・ カリブ婦人協会によりチャリティ・ガ ラ・フェスティバルが、ホテルニューオータ ニ(東京都千代田区)にて開催された。

 同婦人協会は、橋本久美子氏(橋本 龍太郎元総理大臣夫人)が会長を務め、 中南米諸国へのチャリティ資金集めを 目的として本イベントを開催している。
 イベントには、中南米各国からの大使 やラテンアメリカ諸国の事業に貢献す る方々が多数出席した。

 日本経営者同友会から、下地常雄会長 と徳田ひとみ代表理事が出席し、婦人 協会会員や各国大使と交流を深めた。

 日本・ラテンアメリカ・カリブ婦人 協会は、日本に在住するラテンアメ リカ及びカリブ諸国の婦人との友好 親善、援助、相互理解を目的とする催 しを定期的に開催し、ラテンアメリカ 及びカリブ諸国、及び日本におけるそ れら国々を援助している慈善事業団 体等に寄与することを目的として設立 された。




  • 開会のご挨拶をされる橋本久美子会長

  • エルサルバドル大使と参加者の皆様

富士見工業団地工業会による 平成31年賀詞交歓会

 2月 6 日、坂戸グランドホテルウィ ン(埼玉県坂戸市)にて、富士見工業 団地工業会・埼玉県西部経済同友会 による「平成 31 年度賀詞交歓会」が 開催され、日本経営者同友会より徳 田ひとみ代表理事が出席した。

 富士見工業団地は、埼玉県西部に 位置し、川越・坂戸・鶴ヶ島の3市に またがる緑豊かな職住一体型工業団 地である。埼玉県内の企業団地と合わ せると7 8 団地を超える企業が集まる。

 富士見工業団地工業会は、 48 社事 業所(従業員 1 万3000人)の有志 が集まった任意団体として活動して いる。

 賀詞交歓会では、Tリーグ(卓球 リーグ)に参戦するプロ卓球チーム 「T.T彩たま」が昨年発足された ことで、卓球王国埼玉を目指して 「T.T彩たま&Tリーグ応援団」を 立ち上げることが発表された。

 1年後に迫った東京五輪・パラリン ピック2020ではバスケットボール、 サッカー、ゴルフ、射撃の4競技が埼 玉県内で開催される。本年は、埼玉県 熊谷市にてラグビーワールドカップが 開催される。スポーツを通じ地域の絆 がより高まっていくことが確信された 賀詞交歓会となった。



  • 富士見工業団地工業会会長 沼尾幸一様の開会挨拶

  • 工業会会員様と親睦を深める徳田代表理事

スリランカ初代大統領を讃える


 昨年 7 月 22 日、群馬県みなかみ町にて スリランカのジャヤワルダナ初代大統領の 功績を讃える集会が開かれた(主催: ペル ポラ・ビパッシ財団)。同主催財団の代表を 務めるペルポラ・ビパッシ氏は、ジャヤワルダ ナ元大統領の側近であり、僧侶でもある。

 全国から集まった支持者や僧侶が出席 し、徳田ひとみ在東京ブータン名誉総領 事も出席した。ビパッシ氏の指揮により、 スリランカ人の総量の交流が盛んとなった みなかみ町に2020年までに祈念館を 設立する計画を立案した。

 同計画には、下地常雄・日本経営者同 友会会長、スリランカ政府の支援も決定 している。 

 第二次世界大戦後、敗戦国日本は、戦 勝国から四分割統治を提示された。 1951年のサンフランシスコ講和会議に出席したジャヤワルダナ代表(当時大蔵大臣)は 対日賠償請求権審議の際、最初に放棄の意思を表明し、四分割統治という戦勝国の意志 を覆した。それにより日本は分割されることなく国際復帰、高度成長への道を歩むこと となる。




  • 式典に出席した関係者: 主催者のビパッシ代表(前列右2番目)、
    駐日スリランカ大使(前列右3 番目)、徳田ブータン名誉総領事

公益財団法人 国際協力機構 新年会開催


  1月 2 3 日、公益財団法 人国際協力機構(略称: JITCO ジツコ)の新年会 が、東京都芝浦にある当 財団事務所にて開かれ、 徳田ひとみ在東京ブータ ン王国名誉総領事が参加 した。

 国際研修協力機構は、 外国人技能実習、研修制 度の円滑な運営、適正な 拡大に寄与することを事 業目的とし、法務、外務、 厚生労働、経済産業、国 土交通の五省共管により、 1991年に設立され、 2012年に内閣府所管 の公益財団法人に移行し た。

 監理団体の監理責任者 や実習実施者の技能実習 責任者の方々に対する養 成講習を実施している。




  • 左より徳田名誉総領事、鈴木JITCO理事長
    アルザフグイ駐日モンゴル国大使館二等書記官

ヨシゼ財団 フューチャーコンセンサスフォーラム


  昨年 11 月、韓国・ソウルに拠点を置くアジ ア最大のシンクタンクであるヨシゼ財団は、 ソウル市内にてフューチャーコンセンサス フォーラムを開催した。今年で第 3 回目を 迎え、石破茂衆議院議員が、基調講演を 行った。  日本経営者同友会からは、徳田ひとみ代 表理事が出席した。

 今回のフォーラムのテーマは、「変化の中の 朝鮮半島と蝶々プロジェクト」と題され南 北首脳会談、米朝首脳会談の実施に変化し た朝鮮半島、北東アジア情勢の中で蝶々プ ロジェクトの実現可能性や、北朝鮮と共に、 北東アジアが繁栄と平和を推進できる協力 策を模索していくことであった。

 蝶々プロジェクトは、昨年のフューチャー コンセンサスフォーラムにて発表された。 「東北アジア安定と繁栄のための新経済構 想」と謳い、北東航路とユーラシア大陸を 右、北西航路とアメリカ大陸を左と、物流 ネットワークの活性化を促すことで、ユーラ シア大陸とアメリカ大陸を一つに繋ぐ経済 秩序構想である。

 2018年における特筆すべき 2 つの変化 が、「蝶々プロジェクト」の実現性を高めて いる。   

 第一の変化は、南北首脳会談ならびに米 朝首脳会談を契機とした緊張の緩和である。 「蝶々」の中軸である北東アジア地域は、 長きに亘って北朝鮮の核問題により、協力 よりは緊張を、連携よりは断絶を特徴と してきた。北朝鮮の非核化と朝鮮半島にお ける和解・協力の促進は、東北アジアにお ける物流ネットワークの構築並びに人的交 流に対する唯一の障壁であった南北分裂に、 改善をもたらすであろう。

 第二の変化は、生態系において発生した 事象である。同年の夏、地球は過去のいか なる時よりも暑かった。8月 21 日付の英国 ガーディアン誌は、北極において、最も長い 歴史を誇りかつ強固な氷河が、崩壊し始め たと報道した。夏にも溶けることがなかっ たグリーンランド北部の「最後の氷河」が 崩れたというニュースから、地球温暖化が 後戻りのできない段階にまで進んでいるこ とがうかがえる。温暖化は北極航路の完全 開通を促進してきたが、その実現が早まる と考えられる。

 エネルギー協力は、新時代における重要 課題となる。今後発展するデジタル技術の 普及が、スマートシティと密接に関連した 暖房、交通部門の電気化を招来すると考 えられ、自然エネルギー利用の増大に繋が ることが考えられる。

 蝶々プロジェクトは、北東アジア地域周辺 での創設が見込まれるスマートシティの電 力需要をいかに充足させるかを、北東アジ アエネルギー協力推進の新課題として捉え ているのである。

 平昌オリンピックを機に南北和解ムード が急速に進み、南北首脳会談が3度、米朝 首脳会談が1度開催された。緊張と対立の 歴史に終止符が打たれ、和解と協力の時代 が訪れつつある。




  • 石破衆議院議員とご一緒に
    下地会長夫人と(左)と徳田代表理事(中央)

  • ヨシゼ財団 各国首脳メンバーによる会議の様子

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