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日本経営者新聞 No.52

ブータン王国ソナム王女来日

 十月、ブータン王国と京都大学の友好六十周 年を記念し、「京大・ブータン連携60周年記念 事業:ブータン王女によるGNHシンポジウム」 が開催され、ブータン王国よりソナム・デチャン・ ワンチュク王女が招聘された。

 同月23日、京都大学の主催により、東京都 千代田区にあるホテルニューオータニにて、 「ソナム王女歓迎の夕べ、東京」が開催された。 日本とブータンとの友好関係に長く貢献されて いる多数の関係者が集い、和やかな雰囲気の中、 盛会となった。

 ソナム王女は、「ケサン・チョデン・ワンチュク 第三代国王妃が1957年に初訪日してから、六十 年間、日本とブータンは友好を深めて参りました。 日本の皆様と一緒に、この友好関係を更に深めて 参りたいと思います」と御挨拶された。

 徳田名誉総領事は、歓迎の挨拶で、2011年の 東日本大震災の折にブータン王国が世界に先駆け 100万ドルの義援金をお届け下さったことへの御礼と 同年秋、十一月に国賓として後訪日された国王 両陛下の姿に多くの国民が希望と勇気を与えられ たことへの謝意を伝えた。

 

  • 歓迎の夕べでスピーチをするソナム王女
    (ホテルニューオータニにて)

  • 歓迎の夕べでスピーチをする徳田名誉総領事

「ブータン特集」埼玉県「大使館発!世界がわかる授業」

 平成29年度「大使館発!世界が わかる授業」が埼玉県国際課の企画 により行われ、徳田ひとみ・在東京 ブータン王国名誉総領事は、7月13日 に文部科学省によりスーパーグローバル ハイスクールに認定された埼玉県立 不動岡高校(埼玉県加須市)、同月20日 埼玉栄高校(さいたま市西区)、 11月13日草加南高校(埼玉県草加市) にてブータン王国についての特別講義を 行った。

 徳田名誉総領事から、ブータン王国の 歴史、伝統文化、その他同国の魅力に ついてビジュアルプレゼンテーションを 通して紹介され、ブータン王国のGNH (Gross National Happiness)やブータン王 国の農業の礎を築いた西岡京治氏 (ダショーニシオカ)等の説明もされた。

 講演会には、国際舞台での活躍を望む たくさんの生徒さんが出席した。講演後 の質疑応答では、生徒さんから多くの活 発な意見や質問が出され、有意義な講演 会となった。

 ブータン王国に関する話題だけでなく、 他国や国連の平和活動などにまで及び、 それぞれの高校での講演は、大盛況であ った。



  • 生徒たちにGNHについて話をする徳田名誉総領事 

映画「じんじん~其のニ~」のお知らせ

待望の第二弾

 俳優の大地康雄の企画主演によって 2013年に公開された映画「じんじん」 は、今年9月に第二弾「じんじん ~其のニ~」が公開された。

 2011年3月11日に日本を襲った 東日本大震災により、尊い生命、日常の 生活を奪われ、夢や希望を失いかけた ときに、絵本の読み聞かせが子供たち の心のよりどころとなった。  絵本を真ん中に置きながら、人の優し さと親子の絆をテーマに映画を届けたい という大地氏の思いにたくさんの人 たちが共感して出来上がったのが、 映画「じんじん」である。  北海道剣淵町を舞台とし、広大な大地 に染みわたる親子の絆を描いている。

若者を応援したい!

 第二弾の「じんじん~其のニ~」は、 舞台を北海道剣淵町から神奈川県秦野市へ 移し、「若者を応援したい」という強い 思いから創られた作品。  自己否定感の強い若者が登場し、主人公 の銀三郎と一緒に暮らすことになる。  銀三郎も、試練から逃げ家族を捨てて、 失敗と挫折の繰り返しにより夢を諦めた人 間。この若者は、銀三郎に次第に心を開き、 自然と関わり、悩みながらもとことん自分 と向き合っていく。

 ドローンを使用しての撮影で秦野市の 豊かで美しい森林風景もふんだんに紹介 されている。  大地康雄氏は、この映画を通して自然 環境の保護、森林の保全の重要性を訴え ている。

地域密着型シネマ

 「じんじん~其のニ~」は、劇場公開 だけに頼らず、ひとつひとつの県市町村 などで丁寧に各地のホールや公共施設 で、地域上映会を行っていく地域密着型 シネマという公開方式をとっている。  みんなで丁寧に育て、映画で人と人を つなげ、地域から日本を元気にする上映 の在り方を実現させていく。  この作品は全国で千箇所、三十万人以 上動員。インディオ国際映画祭で主演 男優賞を受賞。

 詳しくは、www.jinjin2.jp をご参照。




  • 写真提供
    『じんじん〜其の二〜』製作委員会

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