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日本経営者新聞 No.31

JEPA主催ブータン首相歓迎会

09年9、JEPA主催、国連友好協会日本代表部及び日本・ブータン文化交流会の協賛により「ブータン王国ジグミ・ティンレイ首相歓迎会」が開催されました。

ジグミ・ティンレイ新首相は、08年3月ブータンで実施された下院議員選挙において勝利したブータン調和党(DPT)の党首であり、首相として初めて日本を公式訪問なさいました。
テティンレイ首相は歓迎会のスピーチの中で「在任中にブータンの全ての家庭で電気が使えるようにしたい。
また、全ての県に救急車を少なくとも二台は常駐させたい」といった抱負を述べられ、80名近い出席者は彼我の国情の違いに胸を打たれると同時に、新首相の真面目で朴訥な人柄に魅了されました。

国民総幸福量
ブータンは本格的な議会制民主主義への移行の過程にあり、新憲法も採択されているが、国政の原則概念としてジグメ・シンゲ・ワンチュク国王が提唱するユニークな経済政策「国民総幸福量」(GNHGrossNationalHappiness)を主体としています。
これは、他の多くの国が自国経済の目安とする「国民総生産」(GNP)に対置される概念であり、ブータン王国の伝統的な社会や文化、自然環境の保護に十分な配慮を払い、ブータン国民の幸福に寄与し得る清廉な政府機構及び経済開発が優先されるべきものと提唱しています。

日本を始め、大多数の国が、経済すなわち富の拡大こそが国民の幸福への唯一の道とばかりに、自国の株価の高低に一喜一憂する現代、ブータン国王の理念に今一度深く思い至る必要があるのではないでしょうか。


ブータンと同友会
日本とブータン王国の交流の歴史は古く、皇室レベルから清次・経済、民間レベルに亘って長く親交を保ってまいりました。
JEPAと09年9、JEPA主催、国連友好協会日本代表部及び日本・ブータン文化交流会の協賛により「ブータン王国ジグミ・ティンレイ首相歓迎会」が開催されました。
ブータン王国の文化・経済にわたる交流もまた90年代初めに遡りますが、日本・ブータン王国経済文化交流会は、05年に下地会長によるインド訪問の際、ブータン王国アジア(タイを除く)統括全権大使ダゴシェリング氏との会談が機となって05年2月に発足しました。
交流会は今後も様々な専門委員会を必要に応じて新設し、その役割が終了と同時にその委員会も閉鎖するといった柔軟な対応を特徴として、主に以下のテーマで活動を行うものとしています。

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