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日本経営者新聞 No.40

中南米の「日本」と称される勤勉な国民性と豊かな文化の国
エルサルバドル訪問
 今年5月、JEPA役員及び会員の総勢7名はエルサルバドルを訪問、フネス大統領を始め、各省の担当高官との会談が行われた。

 5月27日早朝にサンサルバドルのコマラバ国際空港に到着した一行は、一足先に同国入りされたマルタ駐日エルサルバドル大使のお出迎えを受けた。同日午後から早速、漁業組合及び外務省開発協力担当副大臣との会談があり、続いて観光省副大臣との会談に臨んだ。

 滞在中は終日、同国政府高官や民間企業経営者の方々との会談が続いた。駐エルサルバドル日本大使館峰村大使から昼食会へのご招待を受け、大使公邸で和やかに歓談した。また、一行のために急遽出張を早めて戻られたフネス大統領ともお会いし、エルサルバドルと日本の友好と日本企業進出について大統領のお考えを伺うことができた。

 中央アメリカ中部に位置するエルサルバドルは、火山国であり、温泉も多く、日本に似ている。面積約2万K(九州の約半分)の国土に約6百万人が暮らし、スペイン語を母国語としている。日本とは伝統的に友好関係が深い親日国であり、相互にビザなしでの入国ができる。同国は、中南米で戦後日本企業海外進出第一号国であり、トヨタ自動車の代理店が置かれたのも中南米では初めてのことであった。同国は年に日本と技術協力協定を結んでいる。

エルサルバドルの産業発展に関わる日本企業

エルサルバドルは、その勤勉な国民性から「中米の日本」と言われている。現在、同国に進出している日本企業は10社、中でもユサ社(IUSA)は1966年に日本の呉羽紡績、東洋紡績が合併して設立されたエルサルバドルの紡績会社で、その後、食用農産物分野にも進出し、現在は世界最大の穀物メジャーであるカーギル社と提携し、この地域の食料の80%以上を支配する巨大食料企業となっている。

他には、66年に東レ他日本企業数社とエルサルバドル産業開発公社により設立されたインシンカ社(INSINCA)、70 年吉田工業とSABA社の合弁により設立されたYKKエルサルバドル社、80年代から京セラが主要株主となった京セラ(AVX)社、アルネコン(矢崎)社などがある。

漁業についても同じことが言える。国の側面が広く太平洋に面している同国は、漁業もまた、盛んである。JEPA一行は、エルサルバドルの漁業会社の役員とも会談を行った。農業と同じく、魚貝類もその原産地表示には遠く離れた国々の名前が記されている現在、輸送問題がクリアーされれば進出に前向きな日本企業は少なくないだろう。

エルサルバドルで生産される蜂蜜には特筆すべきものがある。同国では古くはマヤ文明のころから蜂蜜の生産が行われていて、特に、北部のシタラ市山岳地帯に生息する針を持たない特殊なミツバチから採れる蜂蜜には優れた薬効があるとされる。この「ハリナシミツバチ」から採れるオーガニックな蜂蜜は、混ぜ物入りの蜂蜜に慣れた私達消費者の舌に豊かな自然の恵みを感じさせてくれる。

期待される日本企業の進出

日本企業の同国への進出を待ち望む声は高い。持続可能な優良農産物の生産と供給は、今やグローバルな課題と言えよう。世界の優良な農耕地はすでに大企業・大手デベロッパーにより買い占められているとさえ言われている。異業種からの進出も少なくない。伝統的に国土の開発が進んでいるエルサルバドルは、農業の生産拠点として、同時にそれをコマーシャルベースに乗せるためのイノベーションの担い手として、日本企業による進出に大きな期待をかけている。

オバマ大統領夫妻主宰
ホワイトハウス・レセプション
 

JEPA役員と会員企業様総勢 7名は、 6月 1日、 2日の両日にわたってワシントンでは恒例のホワイトハウス及びフォード劇場における恒例のイベントに参加しました。ホワイトハウスでは、就任以来 4 度目の主宰者となったオバマ大統領夫妻がにこやかに参加者を迎え、一人一人と握手を交わしました。

JEPAは、レーガン大統領就任時から毎年、歴代の大統領夫妻主宰によるこのイベントにご招待を受け参加しています。

今年のイベントの特別ゲストは、コンドリーザ・ライス元国務長官でした。現在スタンフォード大学の政治学の教授として教鞭をとるライス女史は現役時代、「世界最強の女性」と呼ばれたこともありますが、この日はショートスピーチをされた後、参加者たちとにこやかに歓談されました。



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